一般社団法人 広島市医師会 Hiroshima city medical association

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広島市医師会会長あいさつ

会長挨拶

~コロナ禍においても目標はいだいて~

 広島市医師会会長の佐々木 博です。
 令和2年度の年末年始の救急医療体制は協力病院、休日当番医、在宅協力医、千田町夜間急病センター、広島市民病院、舟入市民病院、輪番病院などのご協力と広島市行政のバックアップさらには広島市医師会臨床検査センターの頑張りによって何とか乗り切ることができました。皆様のおかげです。ありがとうございました。医療の原点ともいうべき救急医療・災害医療を組織的に行うことができたことは、今後、医師会運営を進める上で、教訓となりました。これからも日常的に新型コロナウイルス感染症に対応しながら通常の医療行為は続けていかなくてはならない、神経の磨り減るような毎日ですが、広島市医師会は市民の命と健康を守るため日夜奮闘されている会員の皆様の支援を続けてまいります。
 令和2年11月27日の中国新聞1面のトップ記事は、放射線影響研究所(放影研)の移転先に広島大学霞キャンパスが候補になったことでした。これまでは千田町の広島市総合健康センターへの移転が発表されていましたので、長い間空き地となっていた隣接地の放影研移転予定地へ新たに広島市医師会館(新会館)を建設し、総合健康センター内にあった広島市医師会臨床検査センターを移転させる案が有力でした。現在の広島医師会館(現会館)は、建築後51年余りを経て老朽化著しく、修理費などの維持費は医師会経理を圧迫し、医師会運営にも支障が出ています。座して死を待つわけにはいきません。我々執行部としては市行政と連携して、放影研がどこに移転しようとも当初の案通り、新会館を建設する案を進めてまいります。新会館内には千田町夜間急病センターを拡充し、今回のように新興感染症が流行しようとも隔離できる診療スペースや待合室を設けることができる空間を確保したいと思います。さらに地域包括ケアの拠点を設け医療と介護の連携を図ります。そして災害時の市民の一時避難場所(帰宅困難者の収容)も必要だと考えています。
 この千田地区には総合健康センター内に原爆対策協議会の健康管理・増進センターがあります。隣接して中区スポーツセンター、千田公園もあります。このあたり一帯を「健康の杜」と名付けて市民の健康増進の拠点としたいと思っています。スポーツ大会や体力増進・体力測定などには、体育協会や栄養士会などとも連携して、スポーツドクターや健康講話の講師の派遣などいかがでしょうか。
 次に、広島市医師会の運営している事業体についてのご報告ですが、先ずは看護専門学校です。相変わらず厳しい経営状況です。令和2年度は専門課程に全日コースを新設し、夜間コースを半減しましたが、定員を満たすことができませんでした。高等課程に至っては、定員割れが著しく6割から7割程度の充足率が続いています。募集活動に力を入れ、熱心な教員による、教育の内容は誇れるもので昨年の准看護師試験の合格率は99.2%、看護師国家試験の合格率は98.4%と県内の大学と比較しても勝るとも劣らない立派な成績でした。しかしながら広島市医師会の赤字経営の大きな原因のひとつであることは間違いないので、看護師・准看護師を養成し、地域医療に貢献するという大義との間で難しい判断に迫られています。
 臨床検査センターは、民間検査センターとの価格競争のため売上高は減少傾向ですが、経費節減で黒字を維持しています。その経営努力は大変なもので医師会全体に取り入れたいと思っています。昨年からの新型コロナウイルス感染症流行以降は、検体採取・回収・PCR検査と大車輪の活躍で広島市行政と一緒に市民の感染対策に寄与しています。
 安芸市民病院は、懸案であった病棟の建て替えが決定し基本設計に入りました。末田院長の着任後、精力的に診療体制を整え、平成30年7月の豪雨災害後の収支の改善が軌道に乗り始めたところに新型コロナウイルス感染症の影響を受けましたが、何とか黒字を保っています。建設の槌音が響くころには職員の意識と地元の期待感はさらに高まるものと思っています。
 社会福祉法人福祉広医会悠悠タウン江波・基町は新たに基町の小規模多機能型介護施設の開所に向け準備しており、行政の要請に応じ基町地区の住民サービスの一翼を担ってまいります。
 さて今年の診療報酬は、果たして体力の消耗した医療界にとってカンフル剤となるのでしょうか。日本医師会中川会長の手腕に期待したいと思います。
 今後とも、5区医師会・勤務医会とともに、広島県医師会さらには日本医師会との連携を深めて、執行部一同団結して、広島市医師会運営を行っていく所存ですので、何卒宜しくお願い致します。

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