包括支援センターでは、毎年7月の第4金曜日に原爆慰霊碑参拝を企画しています。今年もこの時期になると地域の皆様が「鶴あるよ。作ったよ。」と持って来てくださいます。糸通しも担ってくださり包括に届けて下さいました。「手を動かすのはいい。認知症予防になるよ。」との声もありました。今年もあと少しで素敵な千羽鶴が完成します。個性豊かな色とりどりの千羽鶴を献上することで地域の方の祈りが届きますように。
日々の生活を気ままにつづった日記帳。
包括支援センターでは、毎年7月の第4金曜日に原爆慰霊碑参拝を企画しています。今年もこの時期になると地域の皆様が「鶴あるよ。作ったよ。」と持って来てくださいます。糸通しも担ってくださり包括に届けて下さいました。「手を動かすのはいい。認知症予防になるよ。」との声もありました。今年もあと少しで素敵な千羽鶴が完成します。個性豊かな色とりどりの千羽鶴を献上することで地域の方の祈りが届きますように。
G7広島サミットをきれいな街で迎えようと、官民からなるサミット県民会議が「クリーンアップ運動」を4月24日スタートさせています。この運動は広島の街をきれいにすることで、サミットを歓迎しようという機運を盛り上げていく事を目的としています。基町地域住民のみなさんも参加されています。ウォーキンググループの寿老会さんとペンギンクラブさんです。
4月25日小雨の降る中、寿老会有志のみなさんでG7広島クリーンアップ運動に参加しました。寿老会のみなさんは広島城周辺を清掃されます。5月2日ペンギンクラブ有志のみなさんは基町護岸コースを清掃されました。いつもウォーキングで通っているコースですが、思ったよりゴミが多くて驚かれたそうです。火箸を使うと簡単にゴミを拾えました。持って行った袋がほぼいっぱいになりました。
広島を訪れる人たちが気持ちよく過ごせたら嬉しいと話されています。これからG7の始まるまでの期間、清掃活動をされる予定です。
基町デイサービスで月に1,2回手芸教室を開催しており、地域でどのようにしたら支え合い、助け合いの状況をつくる事ができるか、どのようにしたら生きがいを持ち生活できる環境をつくる事ができるかを考えながら手芸教室を開催しています。
手芸教室のメンバーで力を合わせて何か取り組む事はできないかという思いで、令和4年10月に「手芸教室の今後の方向性を考える」をテーマに地域ケア会議を開催しました。その時にデイサービスの職員から「認知症の高齢者で服のボタンが取れたらボタンを付ける事ができず、その服を着なくなるんですよ。」という話があり、手芸教室の参加者から「高齢になるとできなくなる事も増えるよね。私たちにできる事があればボランティアとして手伝ってあげたいね。それとこの場所を借りているから、そのお礼がしたいね。」という話になりました。
令和4年12月20日にボランティア活動の第一回目を行い、地域住民の服のゴム通しや、ボタンが外れかかっている服の補強、服のほつれをお直ししました。ボランティアに参加してくださった方に話を伺うと「助け合うって良いですね。良い活動です。ボランティア活動は休まずに参加したいです。」という話がありました。ボランティアを受けた方に話を聞いてみると「私は主人の介護をしており急に涙が出る事があります。何も手につかなくなる事があるんです。でもボランティアで主人の服のお直しをして頂き何か元気がでました。出来なくなった事をして頂けるという事はありがたいです。」という話がありました。
個別の課題を地域で何か取り組めないかという事を考え手芸教室を始めましたが、今では手芸教室のメンバーでボランティア活動にも取り組み、デイサービスの利用者さんや地域住民の力になっております。場の中に人と人との支え合い、助け合いがあり、このような小さな活動が地域になくてはならない活動になればと思っております。
基町で一人暮らしをされているYさん(女性)は、今年(令和5年)の6月に100歳の誕生日を迎えられます。天気の良い日はほぼ毎日、朝食後のひと段落着いた時間から親しい仲間と近所へ出掛けられ、ゆっくり、ゆっくり、休み、休み、おしゃべりは沢山、その日の風景を眺めながら、1時間以上歩かれています。沢山歩いておられるせいか、愛車の歩行器のブレーキが年に1~2回破損してしまい、福祉用具の業者様に修理をして頂く必要があるほどです。大切な歩行補助具ですから壊れて良い訳はないのですが、Yさんは「私がよく歩いているからかねえ」と笑って済ませてくださるので、ほっとしています。年の功と言ってはいけないのでしょうけれど、非常に器の大きい方という印象です。
私は担当ケアマネジャーとしてYさんにお会いしてから5年近くになりますが、ご自身の話だけでなく、ご家族やご友人、知人の方の事まで様々な話を鮮やかに語られるので、つい長居して聴き入ってしまいます。戦後直後より基町で暮らされており、十数年前まで基町ショッピングセンター内でクリーニング店を営まれていたYさんは、基町の生き字引のような存在でもあります。
【写真】は、Yさんが描かれた絵手紙作品です。長年絵手紙を続けてこられ、99歳の現在も身近な季節の題材を中心に「気になった風物」を自宅で描かれています。ある時、【写真】の『ノラネコぐんだん』の猫が気になったので質問させていただいたのですが、「新聞を読んでいたら気になった絵柄だったので、そこでは一匹でしたけど、色を変えて並べてみました」とYさんは教えてくださりました。基町でよく見かける野良猫達とYさんの温かな眼差しが同時に感じられる絵でもあると思います。
私は「100歳のお誕生日を迎えられたら、ぜひ包括支援センターの窓へ絵手紙作品の展示をさせてください。沢山並べた個展をしましょう」とYさんにお願いをしました。「基町のデイサービスからも同じような提案があったよ」とYさん。100歳の節目にふさわしい大々的な展示になりそうな予感がしています。
閉じこもり予防・定期的な外出機会の確保の為、基町地域包括支援センターでは年2回大型バスでの外出行事を企画しています。今年は、宮島SAに行きました。天気にも恵まれ温かい日差しを浴びながら散策や食事を楽しむことができました。参加者からは「バスで出ることないもんね。口の体操にもなっていいわ。」「気分転換になった。」等の声をいただきました。「来年も、元気でいて参加したいね。」と笑顔で話される姿が印象的でした。
コロナウイルスによる感染予防で体力アップ教室も中止になっておりましたが、今年の3月から体力アップ教室を再開しております。参加者は10名程度で、セラバンドとボールを使用して運動やストレッチをしております。体力アップ教室を再開するにあたりどのように取り組んで行ったら参加者の為になるか、体力アップに繋がるかを検討しながら取組んでおります。
運動をする時に参加者の意見を取り入れながら活動する事で、参加者の楽しみや、対話を通して人と人との関係性ができ、その関係性の中で「今日も体力アップ教室に参加して良かった、楽しかった、また来たいです。」と言ってもらえるような地域住民参加型の地域行事になればと思っております。
そこで体力アップ教室を楽しみにされているA様から話を伺いました。「私は基町に住み始めて4、5年になります。今年の4月に基町中央集会所を通りがかった時に体力アップ教室を窓越しに拝見しました。そこで皆が生き生きと運動をしている姿がありました。私は腰痛があるので歩けなくなったらいけない、これ以上体力を落としてはいけない、今の体力を維持したいという思いで体力アップ教室に参加し始めました。参加してみると雰囲気が良いので、つい一生懸命になってしまうんです。家ではセラバンドの運動を5回で終わってしまうけど、皆と一緒に運動をする事で不思議な事に頑張れるんです。体操後は1週間、体が軽くなり、体が楽になるんです。今では月1回の楽しみです。」と嬉しそうに話をされていました。
体力アップ教室を通して人と人との豊かな関係性をつくっていき、体力アップ教室を楽しみながら、体力の維持、向上になればと思っております。毎月第1金曜日、基町小学校で開催しております。(4月と8月は基町中央集会所で開催)
基町にゃんこですにゃ。
朝晩は涼しくなったけど、昼間は毎日暑くて嫌になるにゃ。
みなさん元気に暑さを乗り越えたかにゃ?
今日は、基町地区民生委員さんの活動を紹介するにゃ。
基町民生委員、料理担当の小田さんですにゃ。
小田さん中心に、民生委員のみなさんが手伝って、お弁当作り。
基町地区は高齢化が進んでいて、高齢夫婦の二人暮らしや独居生活の人が多いんだにゃ。
一人で食べるごはんは、とても寂しい。
自分の食べる分のごはんだったら、あるもので済ませようか。なんて考えてしまう。
そんなところから、栄養が不足して体調を崩す人がいっぱいいるんだってにゃ。
ごはんは、美味しく食べたいにゃ~。
栄養のあるものを食べてもらいたい。
そういう思いでこのお弁当づくりをはじめたにゃ。
作るのも、買い出しも大変だけど、
高齢になってごはん作りがしんどくなってきたその時に、「こんなんあるよ。」と紹介して少しでも元気になってもらいたいにゃ。
毎月、みんなでお弁当・お惣菜づくりをしているから、
災害時の炊き出しの訓練にもなるにゃ~。
Tさんは基町高層住宅で一人暮らしをされている90歳代の女性です。13階のベランダで様々な植物を育てられており、家庭訪問の際には新たな季節の草花が窓越しに見えるので、「今日はベランダに何が見えるだろう?」という期待も持ちながらお部屋に上がらせていただいています。
最近の訪問時には、【写真】の立派な赤と緑のトマトが手前に見えたので、その話も聴かせていただきました。
Tさん「市内の山の方に住んでいる息子が苗や土、鉢などを用意してくれました。今は3種類のトマトをそれぞれ別の鉢で育てています。大きさ、色、形、固さ、酸っぱい・甘いなどの味、どれも違うので面白いですよ。大きなトマトは鉢を大きくしないとうまく育たないらしいです。準備は息子がほとんどしてくれたので、私は水をやる、収穫して食べる、人にあげるというくらいですから、楽をさせてもらっています。花も綺麗で良いですが、野菜は頃合いを見計らって収穫して食べる楽しみがあるからまた違った良さがありますね。トマトが終わったら、また息子と相談して別の野菜に挑戦したいです」
料理もお好きで毎日台所で調理されているTさん。次の訪問の際には、ベランダで育てた野菜を使った料理の話も聴かせていただこうと考えています。
6月に入り鬱陶しい天気が続く中、この季節を楽しむ秘訣を教えて頂く機会がありました。
先日の、金曜日カフェに薬草コーディネーターの橋本真知子先生をお招きし旬の花や野菜についてお話しいただきました。
先生のお庭からもって来ていただいた沢山の植物はどれも新鮮でとてもいきいきしていました。
基町では、市営アパートの屋上で畑や花を育てておられる地域住民の方がたくさんおられメモをとりながら先生のお話を聞かれている姿もありました。
「梅やらっきょを漬けたよという方いらっしゃいますか?」との声掛けに参加者の3分の1程度の方が手を挙げられたことに驚きました。
塩の分量は?とか、保存の方法は?等、皆さんが質問される表情は真剣そのものでした。
習慣を大切にし、丁寧に生活しておられることが健康長寿の秘訣なのかなと思いました。
【基町にゃんこ 散歩が好きな95歳の女性A様を紹介するにゃん】
A様は基町地域包括支援センターに来所され「野菜やお茶の葉を盗られるという相談があり関わり始めたにゃん。
自宅に伺わせて頂くと、毎回のように物を盗られるという相談があり、時には「冷蔵庫にあった魚を盗られた。これは警察に言いに行かんといけん」と言われる事もあり、どのようにA様と関わっていけば良いか悩みました。
人と人との関係性、人と社会との関係性、その関係性をより良い関係性にするにはどのような対話をしていけば良いか検討していきました。それからA様の想いや人となりを大切にして関わらせて頂き、A様と前向きな対話ができるようになり、A様は少しずつご自身の話をされるようになりました。
A様から「八丁堀まで散歩に行き、人の観察をする事で、人と会話をしている気分になるのですよ。仕事を辞めてから散歩を始めて、やっぱり足腰が丈夫でないといけないね。散歩をして足腰を強くする事でこのように元気に過ごせているのですよ。私は今まで一人で何でもして来ました。このように職員さんと話ができて嬉しいです」と言われるようになりました。
今ではデイサービスを利用され、地域とのつながりができ、地域住民との交流もされるようになりました。「今から八丁堀まで行ってきます」今日も元気に散歩に行かれているにゃん。