毎年恒例となっている初詣に今年も行ってまいりました。
歩くことのできる方が少ないため、外出にはより多くの人手が必要となり特養職員だけではその確保が難しいのが現状です。
悠悠タウンでは、外出ボランティアが組織され月に1回入居者の買い物外出のお手伝いをして頂いたりしています。
今年も、皆さんの協力により行くことができました。
皆さん思い思いに手を合わせておられました。
参加することの難しい方の分まで「健康長寿」を願って・・・。
慌しい日々の中でほんの少し新年を感じました。
日々の生活を気ままにつづった日記帳。
毎年恒例となっている初詣に今年も行ってまいりました。
歩くことのできる方が少ないため、外出にはより多くの人手が必要となり特養職員だけではその確保が難しいのが現状です。
悠悠タウンでは、外出ボランティアが組織され月に1回入居者の買い物外出のお手伝いをして頂いたりしています。
今年も、皆さんの協力により行くことができました。
皆さん思い思いに手を合わせておられました。
参加することの難しい方の分まで「健康長寿」を願って・・・。
慌しい日々の中でほんの少し新年を感じました。
新年明けましておめでとうございます。
仕事始めの4日(火)、三味線コンサートが開催されました。
演奏者は悠悠タウン基町・統括主任の藤原さん。
休日などにボランティアとして他施設へ行かれているとの話を聞き、それなら「他施設だけではなくぜひ江波にも」と
お願いしたところ、快諾して頂き本日開催の運びとなりました。
悠悠タウンで働き始めて以来ずっと続けておられるというその三味線の腕前はさすが。
力強く繊細な音色に圧倒されました。
お年寄りの皆さんはというと、まるでご自身が奏でているかのような仕草を見せられる方もいれば、
真剣な眼差しでご覧になられている方など様々でした。
演奏終盤クライマックスで弦が切れるというオチもしっかり準備!?され、新年に相応しい素敵な時間となりました。
「今度はいつきてくれますか?」の声に「来月にもぜひ」という言葉をいただき、またひとり協力者が増えた喜びを感じています。
例年、施設内で行っていた餅つきを今年は2階のベランダを活用し外で行いました。
当日は、天候にも恵まれ絶好の餅つき日和(?)となりました。
とは言うものの、施設が海から近く、川沿いに建っているため海からの冷たい風に、入居者の皆さんからは
「寒い」という声が聞かれましたが、上着を着込みその雰囲気を楽しんで頂けたような気がします。
何よりうれしかったのが、骨折しベッド上での生活を余儀なくされ、以来食事を摂ることが難しくなってきているUさんが、
つきたてのあんこ餅を本当においしそうに1つ召し上がられたことです。
職員に聞くと餅つきがあることを伝えると「食べる」と自らはっきりおっしゃったとのこと。
「施設の中だけで入居者の生活を完結させない」
自然の力を借り、少しでも入居者など皆さんが「生きている」ことを実感していただけるよう、
知恵と工夫でケアの可能性を広げていきたいと思います。
11月24日(水)施設の見学とお年寄りとの交流を目的に、江波小学校の2年生93名が悠悠タウンに来所しました。
毎年恒例の企画となっていますが、交流会の子どもたちの感想文が届きましたのでここで少し紹介したいと思います。
●ゆうゆうタウンに行くときはちょっとつかれました。
おふろの見学は、百さいのおばあちゃんが、じぶんのおいわいで、のれんがあるのがすごかったです。
中はほんとうにおんせんみたいでした。
くるまいすのおふろは、ぼくが入れてうれしかったです。
こうりゅう会では、ぼくは、あまりうたがうまくうたえませんでした。
「ずいずいずっころばし」はおもしろかったです。
また行きたいです。
●きのう、ゆうゆうタウンに行ったよ!
おふろがすごく広かったよ!
トイレは、家のトイレより少し大きかったよ!
交りゅう会のときおじいちゃんやおばあちゃんも、うたをうたってくれてうれしかったよ。
かたたたきのとき「気もちいいね。ありがとう」と言ってくれてうれしかったよ。
また、あいたいよ!
●おばあちゃんの手があったかかった。
おばあちゃんありがとう。
エレベーターが広かったです。
子どもたちのまっすぐで温かい気持ちに触れ、将来ある子どもたちに
夢と希望を与えることのできるような仕事をしていきたいと思った。
今年10月5日に病院から入居されたHさん(89歳)が、11月4日に亡くなられた。
入居され約2週間後に心不全により再度入院され亡くなられたので、
関わらせて頂いた期間は非常に短いものでしたが、日々の中で多くの言葉を残された。
「汽車に乗って大島に帰る」
「虹ヶ浜はどこですか」
「江波行きの船のキップが欲しい」等など
山口県周防大島町出身で、50歳の時父が亡くなり広島へ。
私たちが商売をしていたこともあり、子どもの面倒を10年間みてくれた。
江波山にもよく子どもを連れてきていたので江波・舟入には馴染みがある。
その後大島に帰り84歳まで一人暮らしをしていた。
花が好きで、見ること・育てること・生けることが一人暮らし生活の楽しみだった。(娘さんからの情報)
いつも故郷への思いを抱いておられたHさん。
故郷から遠く離れた悠悠タウンであっても、ご家族の側で安心して残りの人生を送って頂きたかっただけに、
急な別れに残念な思いがした。
最後、お別れの挨拶にと思いご本人へ会いに行った。
大好きだったという花に囲まれ、とても穏やかな表情をされていた。
短い間でしたがありがとうございました。
ご冥福をお祈りします。
(10年を振り返って…)
長いような、短いような…10年。
私らなごうおるけーえらそうにするんじゃないが、つんつんする人もおるけどやっぱり楽しみよ。
私らお婆ちゃんじゃけー、ああしなさい、こうしなさいと言ってもらったり、知っとる顔を見られることが楽しみ。
…これからの人生は、息子と二人きりじゃけー、寄り添って我がまま言わんようにして仲良く暮らしていくのが楽しみ。
今は孫が来てくれて「おばあちゃん」と声をかけてくれるのが嬉しい。
まぁ、これからも宜しくお願いします。(悠悠タウン江波十周年記念誌「10年のあゆみ」より)
2009年6月に入居されたYさんが11月7日に90年の人生に幕を下ろされた。
入居され1年半であったが、悠悠タウン江波が開設し間もない頃からデイサービスを利用されていたので、
実際は15年間悠悠タウンと関わられながら生活されていたことになる。
上記の言葉は「10年のあゆみ」の中でYさん自身が述べられていた。
9月28日に体調を悪くされ入院し、1ヵ月後に悠悠に戻られた際には素敵な笑顔を見せて下さったYさん。
しかし、退院されちょうど1週間経った11月1日の朝、意識消失が見られ再度入院となり、病院で最期を迎えられた。
ユーモアに溢れいつも明るく元気に過ごされていたYさんですが、時折漏らされる
「役に立たん。何もわからんおばかさん」という言葉が印象深く残っています。
Yさんがいなくなった今、急に明かり失ったような気がする。
関わりを通じ私たちに介護の仕事の「楽しさ」を与えて下さっていた方であった。
心よりご冥福を祈ります。ありがとうございました。
平成14年3月に入居されたKさん(94歳)が11月4日早朝に悠悠タウンで亡くなられた。
入居されたのが8年前で私はその当時のKさんを知らない。
私の知っているKさんは、胃ろうで栄養を摂取され、手足の拘縮が進み寝たきりで全介護状態のKさん。
4月以降、私は時間が許す限り居室へ伺い「おはようございます。今日も1日よろしくお願いします」
と声をかけるようにしていた。
限られた職員数で50名(3F)の入居者の日常生活のケアを行わざるを得ない介護現場の状況では、
寝たきりの方の職員の関わりがどうしても手薄になる。
少しでもそれを補うために、私のできることはこうして朝、Kさんへ声をかけることぐらいであった。
ベッドの脇に若い頃ご家族とともに撮った写真が、小さな写真立てに入れられ飾られていた。
とても素敵な写真だった。
当然のことではあるが「こうした頃もあったんだ」といつも思っていた。
亡くなられる前日の朝、いつもと同じように声をかけさせてもらっていた。
ご家族からは「ありがとうございました。お世話になりました」という言葉を頂戴した。
本当にその言葉に値するようなケアを私たちは届けることができていたのか…。
自分自身に立場を置き換え考えなければならない。
心よりご冥福をお祈りいたします。
10/19(火)江波保育園の園児23名が来所しました。
今日のために子どもたちは練習を積み準備をしてきたそうで、
「もしもしカメよ」の歌に合わせた、けん玉を皆さんの前で披露していました。
その後、子どもたちからのプレゼントとして、その場で皆さんの
似顔絵を書き手渡していました。
悠悠タウンで自律した生活を送られているAさん。
似顔絵を受け取ったAさんの瞳からは涙が溢れていました。
「私には子どもがいない。こんなプレゼントをもらったのは初めて」と…。
普段はしっかりされているAさんの言葉だけに、私自身の胸に深く響きました。
10月7日(木)社団法人広島市老人福祉施設連盟主催による、広島市老人ホーム親善芸能発表会が開催されました。
この発表会では、広島市内の老人ホームで生活しているお年寄りが、各施設の特徴を生かし、
日頃のクラブ、リハビリ等で練習した成果を発表されます。
以前、悠悠タウンのお年よりも壇上にて発表をしたことがあるようですが、ここ数年は外出の機会の1つとして、
お弁当を持参し参加しています。
今年は入居者4名、職員3名、実習生2名で参加し、普段と違った雰囲気の中でお弁当を食べ、
他施設の発表を見てきました。
今後は「特別な外出」としてではなく、お年寄りの皆さんに日常生活の中で施設の外に出かけて
いろいろなことに触れて頂く機会をどのように確保するのかという視点から
職員皆で考えていきたいと思います。
記念式典 食事風景 入居者作品
当日天候にも恵まれ、今年も特別養護老人ホーム悠悠タウン江波の
敬老祭を9月20日(敬老の日)に開催しました。
38組83名の入居者ご家族が参加して下さり、共に食事をされるなどし、
思い思いにご家族の時間を過ごされていました。
記念式典では100歳以上4名の方を紹介し、参加された2名の方に花束を手渡させて頂きました。
(参加されなかった2名の方にも直接お部屋を伺い、ご本人・ご家族に手渡させて頂きました)
例年通り江波桜会の皆様には、大正琴・民謡・舞踊を披露して頂き、敬老祭を盛り上げて頂きました。
普段とは違った雰囲気の中で見せて下さる入居者の皆さんの姿や言葉、ご家族の気持ちに触れ、
今年も無事に敬老祭を開催でき、私たち職員にとっても大変貴重な時間となりました。