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利用者さん宅にて~その12~(8月5日)/江波地域包括支援センター

毎年、この時期になるとTVなどで平和に関する番組が増えますね。

私はこの時期になると、Lさん(男性)に聴かせていただいた話を思い出します。
Lさんは、特攻隊の1人として太平洋戦争の終戦を迎えたそうです。
終戦当時、15~16才だったLさん。
「国のために死ぬのが当たり前」と教えこまれていたため、それが当然と思っていたそうです。

終戦後、社会人となり、企業で働いたLさん。
働き始めて数年間は、自分の戦争体験を自分よりも若い社員によく話していたそうです。
ところが、戦後何十年も経過すると、だんだん若い社員から、

「なんで国のために死なないといけないんですか?」
「逃げ出せばよかったのに」

と言われるようになったそうです。

その頃からLさんは「もう若い人に話しても伝わらないんだな」と感じ、
それ以降、戦争体験は話すのをやめたそうです。


この話を聴かせていただいたとき、
「話を聴く側の姿勢で、話す方の気持ちが変わる」ことをあらためて感じました。
悲惨な戦争を繰り返さないためにも、戦争体験・被爆体験を「語り継ぐ」ことは大事だと思います。
ただし、「話を聴く側の姿勢」はもっと大事なのだと思います。

いつかこのブログで、Lさんの伝えたいことを掲載できれば・・・と思っています。