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【基町悠吉のつぶやき⑦ 認知症サポーター養成講座】

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(悠吉)
ブル ブルッとぉ~。悠吉じゃ。寒ぅなったの~。
極上の毛皮を着とるワシでも外の寒さが堪える季節になったんじゃが、美人を見ると何故かポッと温まるわ・・・。
小島さん、この間一緒に歩いとった色白の美人は誰じゃ?基町にあんな美人、居ったかの~。

(小島)
は~い。あの色白美人は、幟町包括支援センターの佐伯さんですよ。
あの日は、幟町包括支援センターからの御依頼で「認知症サポーター養成講座」の出張講義に行って来たんです。

(悠吉)そりゃ何なんじゃ? ワシにも解るように云うてくれんと…

(小島)
「認知症サポーター養成講座」とは・・・
平成17年から厚生労働省が開始したキャンペーンの一環で、認知症を病気として正しく理解し、認知症の人やその家族を暖かく見守り、自分の出来る範囲で支援出来る人(認知症サポーター)を数多く養成し、認知症になっても安心して暮らせる町を市民の手で作っていく事を目指した活動です。

(悠吉)フニャ~。それで二人でどこへ行ったんじゃ?

(小島)
9月26日 金曜日 広島市中区橋本町にある KTC高等中央学院 広島キャンパスへ
高校1年生の生徒さんに認知症サポーターの一員になって頂けるよう、お話をしてきました。
認知症は誰でもなる可能性がある病気です。85歳以上の4人に1人、症状があるといわれています。
認知症の人が様々な症状・障がいから不安に陥り、その結果まわりの人との関係が壊れる事もあり、家族が疲れ切ってしまう事もあります。「認知症の人は何もわからない」は間違いです。「認知症になっても健康な心はあります」周囲の人が、認知症の人の障がいを理解し、その人が出来ない部分を補えれば、自分で出来る事も増え、穏やかに暮らしていく事が出来るのです。
認知症サポーターは、何か特別の事をする人ではありません。自分に出来る範囲で声かけやお手伝いをして差し上げればいいのです。具体的に行動や援助が出来なくても、学んだ事を家族や友人に伝える事、認知症の人の気持ちを理解しようと努める事も認知症サポーターの活動なのです。
この日受講した生徒さん全員と先生方に「認知症の人を支援します」という意思を示す「オレンジリング」が、佐伯さんより手渡されました。すぐに皆さんオレンジリングを手につけて下さいましたよ~。

(悠吉)
そうか~。ワシも佐伯さんについて行きたかったの~。そこで若い子の膝の上でゴロニャン。
いやいや、その小島さんの「え~話」を聞きたかった~ということじゃよ。次は絶対連れてって!

*「サポーター養成講座」は市町村が在住(もしくは在勤、在学)している市民を対象に実施しています。
  講座申し込みは、各地域包括支援センターなどへ。