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【基町悠吉のつぶやき⑭落合の“目から鱗”】

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ケアマネ1年生の“基本のき”
~介護しやすい環境つくり~

ケアマネジャーの仕事の一つに住環境の整備のお手伝いがあります。
ご本人の身体の状況等に合わせて、ご本人がご自分で動きやすい環境、また、介護する方にとっても介護しやすい環境を作る為、日々頭を悩ましています。
ベッド等、家具の配置を考える事から、必要に応じ、
・福祉用具貸与を利用しての車椅子や介護用ベッド等の搬入、
・福祉用具購入を利用してのポータブルトイレやシャワーチェアの購入、
・手摺の設置や段差解消等の住宅改修等を提案する事もあります。
より良い住環境を整える為に、リハビリの先生や看護師等医療関係者や、福祉用具業者等専門家の意見を頂いて行うことが多いです。
しかし中には、住環境を整える為にあっと驚くような工夫をご自分でされていたり、ご自分で手摺を設置する“玄人はだし”の方もおられます。
基町に住むUさんは元大工。口数少なく、一見怖そうにも見えますが、奥さんへの愛情に溢れています。昨年入院し、退院後、奥さんのふら付きが強く、立ち上がりや歩くことが難しくなり、ご主人が介護を献身的に行ってきました。
元々、ご自宅には、Uさんが手摺を自ら設置していましたが、退院後、寝室での立ち上がりが難しくなり、床から起き上がれるように位置を変更する細やかさです。
ご本人・ご家族に教わることの方が多い目から鱗のケアマネ1年生でした。