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基町にゃんこのつぶやき

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こんにちは。
基町にゃんこだにゃん。
にゃんこのいる基町アパートは、原爆後の復興の象徴で、およそ40年近く前に建った集合住宅。その前は、バラックっていう住宅がたくさんあって、そこから移り住んだ方も多いらしいにゃん。
にゃんこは、まだ10年そこそこしか住んで無いので、昔の様子がわからないにゃん。

でも、皆さんのお家に行くと、「これ見て。若い時の原爆前の写真。」と、見せてくれたのは写真の端が破れているモノクロ写真。
セーラー服に似た感じの制服を着て、女の子が5人で木の下で笑ってる。
は~。かわいい。何歳ごろの写真かにゃ?
「そうじゃね。原爆の前じゃけえ、15か6ぐらいかねえ。」

べつのお家でもこんな話を聞いたにゃん。
「あの時は、姑さんのいる離れに行ってたから助かったのよ。よく、みんなぴかドン。というけど、ぴかっと光ってドンは無かったね。
気が付いて母屋に戻ったらガラスがみんな割れて大変なことになっていた。
母屋にいたら死んでただろうね。
それから、姑さんを連れて逃げたよ。
長男がおなかにいたから、生まれてきた後は、検査のためにGHQが迎えに来るんよ。
長男はそれが嫌で逃げ回りよった。」と。

皆さんの生の体験談を聞けるなんて。
にゃんこは、とても貴重な経験をさせてもらってるな~。
微力ながらも、にゃんこはこの思いを引継いで、出来る事をさがさないといけないにゃん。
そして、たくさんの話を聞かしてくださる基町の皆さんに感謝してるにゃん。

~いつも、貴重なお話をしてくださる基町のみなさん。ありがとうございます。~