記事一覧

基町高層アパート Fさん(90)の花畑

ファイル 596-1.jpgファイル 596-2.jpgファイル 596-3.jpg

 ~もとまちにゃんこ~
 梅雨の季節。ムシムシ、ジトジト…どこも湿っぽいけれど、“なんだかとてもいい香りがするにゃー”と思って基町地域包括支援センターに来てみたら、なんとも高貴なカサブランカが飾られているではありませんか! きっとまたFさんが持ってきてくださったのかにゃー? お礼方々訪ねてみましょう!
 Fさんは今年の8月の誕生日で90歳。基町高層アパートの屋上でお花づくりをはじめたのはだいたい65歳くらいからなんですって。好んで育てている花は、ユリ(カサブランカなど数種類)、グラジオラス、フリージア、カーネーション、シャクヤク、小菊などなど。屋上の畑仲間とは作業しながらとか、ベンチに座りこんだりして、よくお話されるんだそうです。
 「みんなひとりだからねー。ときには話し込みすぎたりして、『今日は仕事にならんかったねー』っていう日もあるんですよ。“今度みんなで屋上でスイカパーティーしようかー”とかね」。とても楽しそう。
 季節ごとにたくさん咲かせた花は、朝バケツに入れてエレベーターの1階のところに置いておくと、昼には空っぽになっているんだそう。お礼されるのが嫌なので、自由に取ってもらってるんですって。それに、最近は腰が(軽い)圧迫骨折をしているし、だんだん重いものを持って歩くことが大変に感じているんだそう。それでも基町地域包括支援センターには手塩にかけて育てたお花を自ら届けてくださいます。Fさんいつも包括センターを素敵なお花で明るくしてくれてありがとうございます。Fさんの“雄大な愛”(カサブランカの花言葉)に守られながら、きっといい仕事をさせてもらいますからね!