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利用者さん宅にて~その3~(4月18日)

ある女性のCさん宅にて。

ご主人が他界されてからずっと1人暮らしだったCさん。

歳を重ねるごとに足腰が弱り、転倒も増えてきたことを心配したご家族の方が、

Cさん宅で一緒に生活をされるようになりました。

同居されたことでCさんは「もし転んでも家族がいるから安心」と言われます。

しかし、その反面さみしいと感じることもありました。

1人暮らしだった頃は、近所の友人が

「今から買い物行くけど、何かいる物ないかいね?」

と2~3日に1回は声をかけてくれて、Cさんもその時の会話を楽しみにされていました。

同居されてからはご家族の方が買い物をするようになり、

友人も気を使われているのかCさんに声をかけることがなくなったそうです。

「一緒に住んでくれて安心なけど、さみしいこともあるけぇね・・・」

と言われるCさんは現在、週2日リハビリのために通所介護を利用しておられます。

ぜひご家族とも相談しながら、リハビリの目標を

「週に1日は友人宅に行く」

にしてみようと思います。

「ご家族の方が同居される」=「安心」と思いがちですが、

それまでの生活が変わることで

変化する複雑な気持ちをCさんから学ばせてもらいました。