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基町にゃんたろう 「夫婦の支えあい」

広島も 梅雨真っただ中。
本格的な夏をまえに、夏バテしてしそうな(汗)
ちょっと久しぶりの 基町にゃんたろうだにゃん。

今回は、2016年5月に にゃんたろうのブログに登場してもらった
ご夫婦の手記を紹介させていただくにゃん。

2017年4月
夫が突然「なんか目が霞んで見える」「悪いが、目薬を買ってほしい」
と言い、目薬を購入して差すと落ち着く。
2017年5月初め
ゴールデンウィーク頃「目薬を買ってほしい」と先月同様の訴えがある。
今回は症状が治まらない。
2017年5月下旬 
ふたたび目の違和感を訴える。さすがに良くない状況と感じ、
あまり気乗りしていない夫を説得して眼科へ受診する。
医師からは「軽い白内障です」「酷くならないように、白内障の進行を遅らせる
目薬を出しておきますので、毎日差して下さい。」と言われる。
2017年7月
益々、目が見えにくくなり再び病院へ受診すると「白内障が酷くなっています」
「手術をした方がいいでしょう」と医師に言われる。
また、医師の言葉に対する 言葉の捉え方に差があり、大きなショックを受け
どうしていいのか分からない感情でした。

夫が白内障で目が見えにくいという状況と同時に、私自身も体温調整が出来ない
という病気があり、おまけに今年の夏は、異常なほどの暑さ。
外出の時は、本当に苦労をしました。
バスに乗るときは、目の見えにくい夫の手を引き、ステップの段差に足をぶつける
ことも多く。降りるときには、支払い等でもたついていると、運転手さんや他の
お客さんから冷たい目で見られているのではないか?という感情になりました。
とはいえ、外出せずにずっと家に居ると、夫が外に出たくてイライラしてくるし、
このまま寝たきりになってしまうんじゃないかと心配で、私の体が少ししんどくても
夫の気持ちを考え、出来る限り外出を続け、雨の日でもレインコートを着て、夫の
外出に付き添いました。

食事では、机や椅子は今までと変わらないのに、毎回お皿やコップの場所が分からず
何度も触って、お互いが食事を始めるまでに時間がかかりました。

一番ショックを感じたのは、寝る時でした。
いつも夫は、部屋の一番奥で寝るのですが、トイレに行きたくなったり、喉が渇いて
お茶を飲みたくなったりしても、私を踏んだりして起こさないようにと、毎晩ギリギリ
まで我慢をしていました。
今は、病気のため仕事はしていませんが、ヘルパーの資格を持ち、福祉の勉強をしてきた
私にとって、夫の気持ちを理解してあげられなかったことが大きなショックでした。

夫が白内障を患い、手術をして回復するまでの7ヶ月間。
インターネットで白杖(目の見えない方が使う白い杖)のことを調べて、自力で作って
みたり、バスの乗り降りの苦労を感じたり、ごはんを食べることにも難しさを感じたり
普段は感じなかった生活面での苦労を実感しました。
しかし、白内障の手術を終え、夫の目が見えるようになった今、振り返ってみると、
ホッとしたのと同時に、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
とても貴重な経験をさせてもらったと、夫には感謝しています。

この度の、目の病気を乗り越えられたことにより、例え他の病気になったとしても、
夫婦で支え合うという気持ちが、大切なんだということを感じました。
悠悠タウン基町のスタッフの皆さんにも感謝しています。
本当に、ありがとうございました。


今回の病気・手術・療養を近くで見てきて、お互いに本当に苦労をされたにゃあ、と
感じた7ヶ月間でした。
このことを通して、ご夫婦の仲がさらに良くなったなぁ~と、しみじみ感じる
基町にゃんたろう でした。
素敵な、手記を ありがとうにゃん(^^)/