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共生型デイサービスセンターでの新聞づくり

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 悠悠タウン基町では、平成31年4月から
共生型デイサービスセンターを開始しました。
地域の方々と「共に生きていく」拠点としての
センターになれるよう、住民の方々の協力を得ながら
プログラムづくりに取り組んでいます。
そのうち今回は、新聞づくりにご協力頂いている
熊門ご夫婦をご紹介します。
 料理本を買うとお金がかかるからと、
レシピをインターネットで調べるようになり
パソコンが好きになったというお二人。
もともとは職員に向けての新聞を定期的に
作ってくれていました。そのきっかけをたずねたところ、
「基町地区の盆踊りや納涼祭等の地域行事を新聞にして、
職員に教えてあげようと思った。」とのこと。
お二人が作ってくださる新聞は、
スタッフ同士が忙しい中でも
お互いのことを知れるようにと、
人間関係へ配慮されたものになっています。
取材を通してその人の事を知り、出来上がった新聞を
スタッフが喜んで読んでくれるのが何より嬉しいそうです。
 
 そうした力を生かし自分達のためにもなるからと、
新たにデイサービスでの新聞づくりに参加してくださるようになりました。
かつて、人嫌いだったという熊門さん。
悠悠タウン基町の職員とのかかわりを通して、
人のことが好きだと思えるようになったご自身の成長を喜んでいるとのこと。
「これからは、何かしらの恩返しをしていけたらいいな・・と思っているんです。」
はにかみながらもハッキリとそう語った妻の友紀さん。
心強い地域の応援団です。