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令和7年度ケアコンテスト2

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ケアコンテストで難しいことの一つに、技術の評価になります。試験問題を解くように点数がでるわけではなく、技術の優劣を評価するので、どのような視点を大切にするかによっても評価は変わります。そのため、より客観的に評価することは非常に難しいことです。また、エントリーした選手も、普段の介護において人に見てもらうことを想定して介護しているわけではないため、普段と違う環境に普段の力が発揮しにくいといった難しさもあります。
 そのため、技術を評価することは難しく、全員(部門ごと9~12人)が出場した後、丁寧に時間をかけて評価しないといけません。広島市老人福祉施設連盟では、その時間を活用して、職員のオフ紹介をしています。介護の仕事の一つの魅力は、休みがしっかりとれるところです。大体毎月10日前後の休みが保証されています。今回は、悠悠タウン基町、くにくさ苑、和光園から3題のオフ紹介がありました。悠悠タウン基町では、ディサービスの管理者の岸田一幸さんからの発表でした。岸田さんは、「少し体を動かしながら大きな声をだす!」というテーマで紹介されました。具体的には、少年野球のコーチや軟式野球の審判を休日にしているといった内容でした。ボランティアとしてだけではなく、子供たちが成長することは楽しく、ストレス解消になるとのことでした。できるだけ多くの方に臨場感を感じてもらうために、それぞれのユニフォームに着替えての紹介で、普段とは違う雰囲気を醸し出し、楽しいオフ紹介でした。最後に、音楽も楽しんでいる報告があり、自費でCDも販売しているとのことでした。
 このオフ紹介では、介護関係で働いている仲間(職員)が、介護の仕事をまじめにしているだけではなく、プライベートも充実していることを多くの方に知ってもらいたいと考え企画しています。このオフ紹介は、2回目ですが、感心したり、驚いたりすることも多く、欠かせない時間となっています。
もう一つお伝えしたいことがあります。このケアコンテストの7回目から外国の方がエントリーするようになりました。今回は複数の施設から6名の参加があっただけではなく、そのうちの1名は受賞されました。日本語のコミュニケーションだけでも難しいのに、表彰されるまで介護技術を磨いていることに驚きました。もう少しすると、外国から働きにきている方たちが介護の中心を担う日も遠くないのではないかと思いました。
このケアコンテストの内容が、技能五輪に採用される予定だそうです。今後が楽しみになります。