こんにちは。江波地域包括支援センターです。
令和7年11月8日(土)に江波地区社会福祉協議会と江波地域包括支援センター共催で、令和7年度江波げんき人(びと)研修会「災害時における医療と地域の協働~認知症の方へ出来る事~」を開催しました。
R3年度から実施している「げんき人研修会」(全4回)では、地域力向上による防災や減災について、地域住民と地域の福祉専門職が一緒に考え、地域住民同士の「つながり」や地域組織による取組の強化の重要性を学んできました。
5回目を迎えた今回は、実際の避難所運営に視点をおき、江波地区住民がそれぞれの強みを生かし、垣根を越えて助け合える地域を目指していくため、認知症をテーマに、災害時における避難所での医師等専門職と地域住民との協働体制について考えました。
参加者 合計 67名
地域住民(町内会長 民生委員 サロン等世話人 町内会員 地区団体役員等) 36名
専門職(医師4名 歯科医師2名 薬局職員1名 介護支援専門員6名 病院看護師1名 サービス事業所7名 施設職員2名 地域包括職員5名) 28名
行政(中区社協 中区地域支えあい課)3名
◆ 講演
「災害時における医療と地域の協働」~認知症の方へ出来る事~
こころホスピタル草津
広島市西部認知症疾患医療センター
看護師 岡田眞理氏
☆西区土砂災害(2019年8月)発生後、集会所に避難していた
認知症が疑われる高齢者3名について事例提供があり、DASC(認知症早期発見シート)の活用や、避難所での生活支援、もう一歩踏み込んで声掛け出来るとの話がありました。
◆グループワーク
☆Aさん、Bさん、Cさんのケースについて、グループごとに
「どのような不安や困難をかかえているでしょうか」
「一緒に避難所に避難しているとすると、ご自分の立場で出来ることはどんなことでしょうか」
について、地域住民と医師、歯科医師、医療介護専門職が一緒に意見交換しました。
◆江波地区社会福祉協議会 恵南会長より
・多職種の参加者、特に今回初参加となった医師、歯科医師へのお礼
・「認知症」をテーマに皆で考えた。地域が持っているそれぞれの力は、何事にも代えがたいもので、日ごろの付き合い、声かけが大事です。
☆今回の研修会で、それぞれの立場で無理せず、責任もみんなで分け合いながら、出来ることをする大切さを学びました。避難所でも日頃も、医療情報の確認から支援をスタートさせることが、早くご本人の不安を軽減することにもつながることを学び、今後も医療機関、福祉専門職と地域住民との連携を強化していきたいと思います。
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