「お願いします!!私たちを弟子にしてください!!」
おやおや、とある利用者さんの家で包括と居宅の職員が頭を下げているにゃ~。
何事か?ちょっと行ってみるにゃん。
ここはMさん宅。
さかのぼること、昨年末の忘年会のこと。
「あ~あ、私もこの膝が悪くなければ、得意の芸でもしてあげるのに…」とつぶやいていたMさん。
この度、お花見会の宴会芸をするにあたり、Mさんに弟子入りして、Mさんの芸を伝授させてもらおうと、二人の職員がお願いに行ってるみたい。
Mさんの快諾により、Mさん宅での特訓がスタート。
ちょっと、特訓の様子を見に行ってくるにゃ~。
Mさん「あんた、もっと目だけ動かして、身体を動かしちゃ~ダメ!」
女子職員「こうですかね~(踊っている)いや~難しい!」
Mさん「もっと、こう(実際にMさん踊る)、こうするのよ!」
男子職員「こんな感じですかね」
Mさん「いい動きしてるね~それでいいわよ~」
なんだかちょっと、女子職員に厳しく、男子職員にやさしい感じがするのは気のせいなんだろうかにゃん…
特訓中、Mさんの宴会芸誕生の話を聞かせてもらってたにゃん。
Mさんはご主人が亡くなられて、子どもさんたちを育てるために、お運びの仕事をしていたそうな。その当時、Mさんは芸も何もできず、先輩方から「何もできん人」と言われて、悔しい思いをしていたそうな。そんな時に、ある会社の社長さんがやっていた芸(今回男子職員が伝授された芸)を見て、「これなら私もできる!!」とひらめき、宴会芸を披露することになったんだって。(今回女子職員が伝授された芸)
お花見当日。
控室で3人が準備中。ちょっと覗いてみるにゃん。
女子職員「うわ~どうしよう、緊張してきたわ~」
男子職員「そうですね。ちょっと緊張してきますね」
Mさん「あたしも何十年ぶりに披露するから、緊張するわ~。こんな感覚久しぶり」
ステージでの宴会芸は写真の通り。
Mさんがステージで輝き、男子、女子職員それぞれも楽しそうに芸をやっていたことが良かったにゃん。
ステージ後、Mさんより、「みんなが笑ってくれてよかったよ~ええがにできとった!」とお褒めの言葉もいただきました。
Mさんのお顔はさらに輝きを増しておられたにゃん。
今度は敬老祭に向けて、特訓が始まりそうな気配だにゃん。