令和2年7月31日(金)を持って、森事務長が退職されました。6年余の間、事務長として、重要案件から苦情に至るまで、多岐にわたる業務をこなされました。
これからは、のどかな能美島で、ご家族と「“ゆったり”“楽しく”“いっしょに”」過ごされるとのことで、お目にかかる機会も減りますが、手土産を持って来所いただける日を、楽しみにしております。
事務
日々の生活を気ままにつづった日記帳。
令和2年7月31日(金)を持って、森事務長が退職されました。6年余の間、事務長として、重要案件から苦情に至るまで、多岐にわたる業務をこなされました。
これからは、のどかな能美島で、ご家族と「“ゆったり”“楽しく”“いっしょに”」過ごされるとのことで、お目にかかる機会も減りますが、手土産を持って来所いただける日を、楽しみにしております。
事務
~手作りマスク~
基町在住のご夫婦の紹介をさせていただきます。
新型コロナウイルスの時期に、感染予防でマスク不足で大変でした。が、悠悠タウン基町の職員のためにご夫婦が手作りマスクを作成して下さいました。
最初は試行錯誤されながら作成されていましたが、段々と完成度が高くなりさすがです。
ミシンも上手に使用し、柄もカラフルで可愛いマスクで、とても助かりました。旦那さんは、奥さんのためにカバンも作成し、手さげも作っています。とても器用で感激しました。
まだまだ新型コロナウイルスは落ち着いていませんが、作ってくださったマスクがあるので心強いです。いつも、悠悠タウン基町職員を支えてくださりありがとうございます。
悠悠タウン基町 原彩也香
未だに新型コロナ感染症の終息が見通せない中、悠悠タウン江波・基町でもたくさんの行事を中止しています。
春には特養の入居者の家族等と意見交換を行う家族懇談会、夏には地域の方々の協力を頂いて行う納涼祭等を中止しています。
また、職員懇親会でも、毎年、春に新人職員歓迎会、冬に忘年会を行うのですが、新人職員歓迎会は中止にしました。
この新人職員歓迎会では、各部署の新人職員を紹介することが主ですが、その他に10年、20年働いてくれている職員を、
理事長から直接、表彰していただくことも大切な取り組みで、職員の励みになっています。しかし、今回はそういう機会が
もてないため、各部署の会議等に私(施設長)が伺い、職員でお祝いをしました。
今年は、20年表彰者が5名、10年表彰者が19名いました。部署は、特養から訪問介護まで、6部署にまたがっています。
特に多い部署は、訪問介護の江波と基町でした。元々職員が多い上に、事業の開設が早かったことも影響しています。
10年、20年の職員に感謝を込めて、お祝いを一人一人に手渡したのですが、皆さん一様に若々しく、これからも
末永く働いてもらえるものと期待しました。当時は、20周年までしか考えていませんでしたが、これからも元気に
できるだけ長く働いてもらう期待も込めて、30周年、40周年のお祝いを考えていきたいと思いました。
お祝の中身は、法人と職員一同からお祝い金、ソーウエル(福利厚生センター)から記念品、それと特別休暇が与えられます。
長年働いてくれたことを思うとささやかですが、少しでも励みになってくれたらと思います。
「20年を迎えることができたのも、この職場だからだと続けることが出来たと思っています。元来勉強することが
好きではないのですが、この職場で勉強することの楽しさも教えてもらいました。ここ最近勉強することから遠ざかって
いましたが、これを機にまた勉強したいと思います。」(太間恵里)
「長いようで短いような10年でした。10年後には施設長になれるように頑張りたいと思います。」(岡田有史)
等力強い挨拶を頂きました。
新型感染症の影響で、衛生材料の不足気味が続いています。特に最近は使い捨て手袋が不足気味で、値段も3倍ぐらいに
跳ね上がっている上、入荷もしない状況が続いています。
そういった中、観音にある内科(糖尿病)久安医院から、副院長の大久保和子様と事務長の大久保正彦様が、段ボール3箱分の
衛生材料を、事業に役立ててほしいと、届けてくれました。
あいにく、届けていただいた7月29日は雨模様でしたが、気分は晴れやかになる出来事でした。このような時期だかこそ、
お気持ちには感謝せずにはおれませんし、感謝だけではなく職員一同うれしく思いました。
早速、頂いた衛生材料は、有効に活用させて頂きたいと思います。
平成24年から続けてきた「ほのぼの基町花クラブ」ですが、6月3日に予定していた植え替えが感染予防のために中止となりました。今年度も5回企画していますが、開催の見通しはたっていません。
基町地域包括支援センター前のプランターには、昨年11月の花クラブで植え替えたパンジーやビオラやナデシコなどがまだよく咲いていましたが、そうした春に咲く花は6月に入るとすぐに枯れてしまいます。植え替えないで放っておくと寂しい光景になることは予想できていましたが、長い間花クラブを担当していながら、私は無策でした(情けないことです)。そうしたところ、日頃からプランターのお手入れ、水やり、追肥などを気にかけてくださっている地域の方が、“このままにしておいたらいけんじゃろう。少人数でもなんとか植え替えりゃあええじゃない”と言ってくださり、“マリーゴールド”と“トレニア”の苗を50ポット手配してくださいました。写真は6月4日に届いた花苗の植え替えをした時の様子です。いろいろなことが延期や中止や自粛となる中でも、どうしたらできるのかを考える大切さを教えていただきました。植え替え以降も地域の方々による日々のプランターのお手入れが続いています。
令和2年6月30日の午前中、2Fに入所しておられた庄下君江さんが他界されました。
庄下さんは、悠悠タウン江波のデイサービスや訪問介護を利用しながら自宅で生活され、平成27年に
特養に入所されました。
生前、庄下さんから「自分が死んだときには、ここで葬儀をしてほしい」という希望をいただいており、
7月1日10:00~施設にて葬儀を執り行うこととなりました。
施設長・事務長をはじめ、特養の職員、担当していた介護支援専門員、デイサービスの職員、訪問介護の
責任者、シーツ交換をしていただいているカープクラブの職員さんなど、これまで庄下さんに関わりのあった
職員が参列しました。
私たちの施設では、入所者さんご本人やご家族の希望によって施設内で葬儀を行っています。
長年一緒に過ごした入所者さんや職員が、最期のお別れをすることができます。
このたびの庄下さんには、参列者1人ずつ花を棺の中に入れた後、「何か思い出のものを棺に入れてはいかが
でしょうか?」とご提案いただき、部屋に飾っていたすでに他界されたご主人との写真を棺に入れました。
葬儀を執り行っていただいた「鯉城セレモニー」さまにお礼申し上げます。
庄下君江さんのご冥福をお祈りいたします。
ケアマネジャーをしていると、いろいろなご縁を頂くことがあります。
10年前、Aさんの担当をさせて頂いた頃は江波には広島高速3号線は
まだ開通していませんでした。かき打ち通りから少し入ったところに
空き地が目立ち、立ち退きの話が耳に入っている頃でした。
そのあたりにAさんの家があり、娘さんの介護を受けて
暮らしておられました。
あれから10年の時が流れて、Aさんの孫娘さんからの電話で
「母の担当をお願いします」と言われ、
再び 海のそばのご自宅へ伺いました。
広島高速3号線を横切って、自転車で路地を進みながら
変わらぬ風景に安堵し、記憶がよみがえってきました。
そして、再会。
「お久しぶりです。」
いつか見た、柔らかい日差しが差し込む部屋で
10年分歳を重ねられたAさんの娘さんがあの時のままの笑顔で
今度は自分の娘さんと一緒に座っておられました。
YK
「千里の道も一歩から」
基町アパートに一人暮らしをしている女性の方で
日本舞踊を習っておられる方のご自宅にお邪魔さ
せて頂きました。
その方は30歳の頃から近所に住んでいる友人と
稽古に通うようになり、先生から藤間流を教えて
頂いたそうです。
稽古の時は先生から「もっと腰を低くしなさい、
頭の角度が違うのよ、センスの振り方はこうよ」
と厳しい事も言われ、時には辞めたくなる事も
あったそうです。
それでも腐らずに頑張り続け、いつの日か日常生活
に所作が出るようになりました。足の使い方、お辞儀
の仕方、手の使い方など、その姿を見た先生は
「日舞が好きなんだね」と初めてお褒めの言葉を
頂き、その言葉はいつまでもその方の心に残り続けて
いるそうです。
この人形は日本舞踊を始めた頃に買われ、いつの日か
こんな奇麗な踊りが出来たらと思っているそうです。
3年目を迎えた新設サービスに看護小規模多機能型居宅介護事業(看多機)があります。このサービスは、サービス自体も
新しいため、市内で5か所ぐらいしか開設していません。そのため、サービスの知名度が不足していることもあり、
当初から職員集めに苦労しています。
このサービスは、「通い」を中心に、「訪問」「泊り」を組み合わせて、重度になってもできるだけ自宅等で生活したい方が
利用者の中心になります。職員としては、通い=ディサービス、訪問=ヘルパー、泊り=ショートステイのサービスを一通り、
同じ利用者でサービスごとの変化を感じながら、経験することが出来ます。ただ、開設した当初は、サービスの良さを伝える
ことも難しく、色々な方に、就職をお願いしました。
その中の一人、王下昌子さんは、定年退職していたのですが、職場の窮状を知って、再就職をしてくれました。また、黒木駿平さんは、
看護学校の学生でしたので、学業に合間にアルバイトとして働いてくれていました。今年の3月に学校を卒業され、病院へ
就職されることになりました。新しい所でも、大活躍される事だろうと思います。
両名には、開設時の大変な時を助けてくれたこともあったので、職員が参加しやすい形で送別会をしたいとの思いがありました。
そのため、職場(2階)の1階の地域交流スペースで行いました。当日は、仕事が終わった職員も参加することができました。
看多機の職員の花中芽さんは、子供を連れてきてくれて、一段と楽しい会になりました。
また、機会があれば是非、一緒に働きたいと思います。今は、新しい職場等で、貴重な経験を積まれることを期待しています。