閉じこもり予防・定期的な外出機会の確保の為、基町地域包括支援センターでは年2回大型バスでの外出行事を企画しています。今年は、宮島SAに行きました。天気にも恵まれ温かい日差しを浴びながら散策や食事を楽しむことができました。参加者からは「バスで出ることないもんね。口の体操にもなっていいわ。」「気分転換になった。」等の声をいただきました。「来年も、元気でいて参加したいね。」と笑顔で話される姿が印象的でした。
日々の生活を気ままにつづった日記帳。
閉じこもり予防・定期的な外出機会の確保の為、基町地域包括支援センターでは年2回大型バスでの外出行事を企画しています。今年は、宮島SAに行きました。天気にも恵まれ温かい日差しを浴びながら散策や食事を楽しむことができました。参加者からは「バスで出ることないもんね。口の体操にもなっていいわ。」「気分転換になった。」等の声をいただきました。「来年も、元気でいて参加したいね。」と笑顔で話される姿が印象的でした。
コロナウイルスという感染症が流行以降、行動制限も緩和されていますが、何も気にせずに生活していた頃に比べると、マスクをする、手洗い・消毒・換気をする、密にならない等・・・ 気にしないといけない事が多くなり、何かしらストレスを感じて生活しているように思います。
先日、施設で「ストレスの対処法について」という伝達研修があったので参加しました。
ストレスとうまく付き合うには、小さい事でもいいので、対処方法を用意しておく事がよいそうです。
具体例として、温かいお茶を飲む、チョコを1粒食べる、買物に行く、ドライブ等がありました。
私の場合、「チョコを1粒食べる」では終わらず、食べすぎて後悔するタイプなので、ストレスと隣り合わせに違いありません。
私の日頃の対処法を考えてみると、カフェでお茶をする、買物に行く、マッサージに行く事のような気がします。
あとは、旅行に行く事!
なかなか実現できていませんが、それを楽しみに日頃の小さなストレス対処法で乗り切ろうと思います。
10月に入って寒い日が増えてきており、本格的な冬が近づいてきております。
その寒さの中でも趣味を頑張ってらっしゃるSさんを紹介したいと思います。
Sさんはダンスにピアノ、パソコンに散歩、そして絵を描くのが趣味と多種多様な趣味をお持ちです!
特に絵はいろいろな人に頼まれるほど絵が上手で、花の絵から動物の絵、人の絵まで描かれています。
絵を描くことは昔から好きだったSさん。しかし、仕事が忙しくなかなか絵を描くことから離れていました。仕事を退職してからは絵を描いたり、絵の勉強を始めたり、絵に取組んでいます。公民館での教室やサークル活動等にも積極的に参加しております。
その過程でいろいろな美術館に展示されたことがあったり、通っている施設に飾られたりと活動の幅も広いです。
家の中は絵を描くための筆、キャンパス、絵具、模型など沢山の画材が置いてあり、また描いた絵などもたくさん飾られています。
私たちも訪問した時にこの絵に癒されております。
上の写真はSさんが描いた絵です。
コロナウイルスによる感染予防で体力アップ教室も中止になっておりましたが、今年の3月から体力アップ教室を再開しております。参加者は10名程度で、セラバンドとボールを使用して運動やストレッチをしております。体力アップ教室を再開するにあたりどのように取り組んで行ったら参加者の為になるか、体力アップに繋がるかを検討しながら取組んでおります。
運動をする時に参加者の意見を取り入れながら活動する事で、参加者の楽しみや、対話を通して人と人との関係性ができ、その関係性の中で「今日も体力アップ教室に参加して良かった、楽しかった、また来たいです。」と言ってもらえるような地域住民参加型の地域行事になればと思っております。
そこで体力アップ教室を楽しみにされているA様から話を伺いました。「私は基町に住み始めて4、5年になります。今年の4月に基町中央集会所を通りがかった時に体力アップ教室を窓越しに拝見しました。そこで皆が生き生きと運動をしている姿がありました。私は腰痛があるので歩けなくなったらいけない、これ以上体力を落としてはいけない、今の体力を維持したいという思いで体力アップ教室に参加し始めました。参加してみると雰囲気が良いので、つい一生懸命になってしまうんです。家ではセラバンドの運動を5回で終わってしまうけど、皆と一緒に運動をする事で不思議な事に頑張れるんです。体操後は1週間、体が軽くなり、体が楽になるんです。今では月1回の楽しみです。」と嬉しそうに話をされていました。
体力アップ教室を通して人と人との豊かな関係性をつくっていき、体力アップ教室を楽しみながら、体力の維持、向上になればと思っております。毎月第1金曜日、基町小学校で開催しております。(4月と8月は基町中央集会所で開催)
基町にゃんこですにゃ。
朝晩は涼しくなったけど、昼間は毎日暑くて嫌になるにゃ。
みなさん元気に暑さを乗り越えたかにゃ?
今日は、基町地区民生委員さんの活動を紹介するにゃ。
基町民生委員、料理担当の小田さんですにゃ。
小田さん中心に、民生委員のみなさんが手伝って、お弁当作り。
基町地区は高齢化が進んでいて、高齢夫婦の二人暮らしや独居生活の人が多いんだにゃ。
一人で食べるごはんは、とても寂しい。
自分の食べる分のごはんだったら、あるもので済ませようか。なんて考えてしまう。
そんなところから、栄養が不足して体調を崩す人がいっぱいいるんだってにゃ。
ごはんは、美味しく食べたいにゃ~。
栄養のあるものを食べてもらいたい。
そういう思いでこのお弁当づくりをはじめたにゃ。
作るのも、買い出しも大変だけど、
高齢になってごはん作りがしんどくなってきたその時に、「こんなんあるよ。」と紹介して少しでも元気になってもらいたいにゃ。
毎月、みんなでお弁当・お惣菜づくりをしているから、
災害時の炊き出しの訓練にもなるにゃ~。
今年も黄花コスモスが咲き乱れています。
今年の夏はさすがに暑くて、おじさんも庭仕事を中断していました。
けれども、去年の花からのこぼれ種からオレンジ色のカスミのように
悠悠タウンの周りを覆い尽くします。
風に揺れるこの花が暑い夏にも台風にも負けずに咲いている様は
初秋の江波の風景になりつつあります。
おじさんは、9月に入り、去年と同じように向日葵を刈込、
来年の為に種を取ろうと向日葵を干してくれています。
一体、おじさんは何年こうして来てくれたんだろう?
誰かの為に、自分を使う先達を見ながら、自分もそうありたいと思います。
ある日、同居の弟から職場に電話がかかり、陽性になったと聞く。
我が家は玄関が一つの二世帯住宅で、平素は弟に会う事は殆どない。
しかし、同居家族は濃厚接触者だ。
全てを仲間に託して自宅へひきこもる。(ごめんね、ありがとう!)
1階には80歳を過ぎた両親と小型犬と私が住んでいる。
母は介護保険のヘルパーと訪問看護を利用しているが、全てのサービスが止まり、家族だけで乗り切らなければならないことを改めて実感した。
籠城が始まり、野菜はすぐに底をつき始めた。
友人にお願いして1週間食べる野菜を買い出しに行ってもらい玄関の外に置いてもらった。
母の陰性が抗原テストで確認できた次の日、PCR検査で父が陽性と分かる。
自室での自粛をお願いし、好みの食事を作っては運ぶ。父のコロナは2日後には咳をするようになり微熱も出たがそれきりで軽快に向かった。既に野菜は底が見えて来ていた。
トイレは共有なので、共有部分はマメに掃除と消毒を行った。母は要介護で毎回綺麗に手を洗うことは不可能と考え、ビニール手袋を毎回つけてトイレに向かわせた。
12日間の濃厚接触者の自宅待機時間に絨毯やカーテンを洗濯し、大掃除を行い、ン年も積み上げたままの本を整理し棚を拭き清めた。
菌は埃があると溜まりやすいと聞いたことがあるからだ。掃除は一石二鳥だった。感染対策と閉じこもりによる運動不足の解消。
キッチンを磨き、床を磨く。
これで少しは運も開けるに違いないと、風水の雑誌を見ながらせんべいをかじった。
我が家は幸運なことに家族は軽症で済み、生活が大きく変わることはなかった。
友人に助けられて通常と変わりない食事をとることもできた。
(ほんまにありがとねえ)
母と私は感染しなかった。
私たちにできる事は、コロナを前にするとわずかだ。
けれど保健師さんたちが電話でつながっていることが、SNSがつながっていることが、心を支えたように、何かできる事があるかもしれないと思う。
Tさんは基町高層住宅で一人暮らしをされている90歳代の女性です。13階のベランダで様々な植物を育てられており、家庭訪問の際には新たな季節の草花が窓越しに見えるので、「今日はベランダに何が見えるだろう?」という期待も持ちながらお部屋に上がらせていただいています。
最近の訪問時には、【写真】の立派な赤と緑のトマトが手前に見えたので、その話も聴かせていただきました。
Tさん「市内の山の方に住んでいる息子が苗や土、鉢などを用意してくれました。今は3種類のトマトをそれぞれ別の鉢で育てています。大きさ、色、形、固さ、酸っぱい・甘いなどの味、どれも違うので面白いですよ。大きなトマトは鉢を大きくしないとうまく育たないらしいです。準備は息子がほとんどしてくれたので、私は水をやる、収穫して食べる、人にあげるというくらいですから、楽をさせてもらっています。花も綺麗で良いですが、野菜は頃合いを見計らって収穫して食べる楽しみがあるからまた違った良さがありますね。トマトが終わったら、また息子と相談して別の野菜に挑戦したいです」
料理もお好きで毎日台所で調理されているTさん。次の訪問の際には、ベランダで育てた野菜を使った料理の話も聴かせていただこうと考えています。
悠悠タウン基町ホームヘルプサービス管理者の米田慎志です。
この度、2022(R4).8.6の「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式(以後、平和記念式典)」において、遺族代表として献花と平和の鐘を打つ役割を拝命しました。当日までの二か月余りで、戦争や核兵器のない世界、平和についてなどを改めて考え、とても多くの事を学ぶ機会となりました。
平和記念式典の目的は、「遺族、市民及び各界有志参列の下に、原爆死没者の霊を慰めるとともに、世界恒久平和の実現を祈念する。」ということにあり、①原爆死没者名簿奉納→②式辞(広島市議会議長)→③献花→④黙とう、平和の鐘→⑤平和宣言(広島市長)→⑥放鳩→⑦平和への誓い(こども代表)→⑧あいさつ(内閣総理大臣、広島県知事、国際連合事務総長)→⑨ひろしま平和の歌 の流れで行われました。
私が担当したのは③と④をこども代表の方と一緒に行うことでした。こども代表の方は終始落ち着いた様子でゆったり構えておられ、私の緊張を和らげてくださいました。④では8:15から約1分間の間に7~8回鐘を突くのですが、これがなかなか難しい。鐘を突くたびに鐘の揺れ方が不規則でタイミングを合わせるのにひと苦労。はっきり言って祈る余裕はありませんでした(涙)。しかし、静寂の中で皆さんが祈っている雰囲気が伝わり、少しでも遠くにまで鐘の音が響くように意識していました。とても不思議な感覚であっという間でした。その後の平和宣言や平和への誓いやあいさつを聞きながら、色々な思いがこみ上げてきました。
いまさらながらですが、77回も続いている平和記念式典は、広島市役所の各担当の職員の皆様、たくさんのボランティアさん、ご年配の方から若者まで世代を超えた祈りや願い、活動や思いを伝える新聞記者の皆様など、多くの方々の支えがあって成り立っていました。一刻も早い世界の平和が来ることを祈ります。
最後に、広島市原爆被爆者協議会、広島市役所の各担当職員の皆様、基町地域の皆様、悠悠タウン江波基町の職員の皆様、たくさんの応援や励ましのお言葉を下さった皆様、多大なるご配慮とご理解ご協力をいただき本当にありがとうございました。これから、どんなことをすれば戦争や核兵器のない平和が実現できるのか、役立つことは何であるかなど考えながら精進していきます。
久しぶりのにゃんたろう登場♪
今回のにゃんたろうは、とてもまじめに、皆さんに伝えたいことがあるにゃん!!
最後まで、にゃんたろうや基町地区の人々、基町の職員の声を読んでもらいたいにゃん!!
原爆投下後、77回目となる2022年8月6日、基町では特別な日となりました。
平和記念式典で、遺族代表として、我らが基町ヘルパーステーションの管理者米田慎志さんが出席し、平和の鐘を鳴らす大役を果たされました!
7月初旬この大役を果たされることが決まり、米田さんから「この基町地区の皆さんの思いを胸に鐘を鳴らしたい」という意向から、原爆被災後の再開発の象徴としてできた基町アパートに住まわれる皆さんに、伝言板に思いを募りました。(写真左)
「人と人が争わない世界が実現できますように」
「戦争のない世界を…」 etc…
8月5日の朝、米田さんより地域の皆さんへ、「皆さんの思いをしっかり伝えてきます!」と決意表明されました。(写真右)
にゃんたろうも、基町で仕事をさせていただいて約15年。
これまで出会った利用者さんから、戦争のこと、原爆のこと、たくさん聞かせていただきました。聞くのも辛くて、避けたくなったり、どう返答していいか分からないことも多々ありました。
基町地域包括センターでは、それら利用者さんの言葉をまとめた記録があります。
被爆者や戦争体験者がどんどん高齢化する中で、戦争や原爆を風化させることはせず、にゃんたろう世代が、次の若い世代に語り継ぐこともしていかなければならない。
そのために私たちは、語ってくださる利用者さんの記憶や思いを書き留めることを続けていきたいと思っています。米田さんにも、この記録をしっかり読んでいただいたにゃん!
世界から戦争や核兵器が無くなり、平和になるまで、これらの経験を風化させないように活動したいにゃん!